こんにちは、副所長(妻)です。
子育てをしていると子どものいろいろな場面に遭遇します。中でもイヤイヤなど、「子どもの成長の一部だとはわかっていても対峙するのは結構しんどい」こともありますよね。
実は最近、子どもの発達について書かれた本でとても印象深いものがあり、こういうしんどい場面の考え方が少し変わったことがあります。今日はそのあたりを書いてみたいと思います。
(子どもの発達といいつつ、ジュニアは現在3歳なので3歳あたりの子どもの話です。)

自我が芽生える2歳児、第二の自我が生まれる3歳児
イヤイヤ期は自我の芽生え。そう聞いた事がある方もいるのではないでしょうか。
今まで親と自分との区別がなかった子どもが、自我というものをもって自己主張を始めるのだそうです。自分の意思を持って、自己主張する。それが表面にあらわれるのがイヤイヤ期であり、いわゆる「魔の2歳児」。

さて、魔の2歳児を乗り越えると、子どもは次のフェーズに行くそうです。
それが「第二の自我」。
2歳頃までは「イヤー」という自分の欲求に従うだけだったのが、徐々に「本当はこうした方が良い」ということが理解できていくそうです。
まだまだ自分の欲求に従いたい。でも本当はこうした方がいいのを分かっている・・・
そういう自我の揺れの葛藤を経験し、今はこうしたほうがいいよな、ということを徐々に身につけていく過程なのだそうです。

「もうお兄ちゃんなのに」も「お菓子買ってあげるから」も本質的には同じ
二つ自我の間で揺れる3歳児。保護者(保育者)にとって大事なことは、揺れている間、彼らを受け入れ、待ち、そして第二の自我の「〜した方が良い」方へ上手に誘うこと。そしてうまく第二の自我を選択できたら、その成長を褒めること。なのだそうです。

書かれていた例でとても印象的だったものがあります。
子どもが自分の欲求ばかりを主張する(つまり本能的な自我のほうにいる)ときに「もうお兄ちゃんなのに」と責めてしまうこと、「お菓子買ってあげるから」と関係ないことで気を引くこと、どちらも本質的には同じことなのだそうです。それは二つの自我の間で揺れている子どもに自力で第二の自我を選択させ、迷っている状態から立ち直らせるチャンスをつぶしてしまうからなのだです。そしてそれは彼の誇りを傷つけることにもなるそうです。うぅ、耳が痛い・・・。。。

「じゃあイヤイヤしている3歳児をどうしたらいいんだ」という明確な答えはありません。
自分で立ち直れるように励まし、見守れるよう、その場面に応じて対応していくしかないわけです。

いやいや、毎回そんなにうまくいかないよ!というのが現実の子育てで、私もジュニアを「○○組になったんだから」といってたしなめようとしてしまうことがあります。でも、「ああ、これでは彼が自力で第二の自我を選択できない」と思い、心を落ち着けてうまく対応するよう、ときどきですが意識できるようになりました。

こどもの心の発達を知ること
私は学生時代、子どもの心の発達を学ぶような機会は正直ありませんでした。
「魔の2歳児」が表層的にイヤイヤすることと知ってはいても、ではそれが子どもにとってどういう過程であり、どういう自己形成につながることなのか、恥ずかしながら実際に子どもがそういうフェーズに差し掛かるまであまり深く考えていませんでした。
でも遅ればせながら子どもの発達は体系的にまとめられていることを知り、そして今うちのジュニアは第二の自我との間で揺れる時期であることを知りました。知っているからといってすぐにどうこうできることではないですが、でも知らないで「イヤイヤされるー!キー!」と親がイライラしてばかりいるくらいなら、意味を知って「今は大事な成長過程なのね」と思い余裕を持てるのであれば、それだけで知る意味はあると思いました。

そして保育士さんたちは、このようなことを体系立てた学問として習得して保育に当たってるんだなあと思うと、本当に尊敬するし、いろいろと教わりたいし、頼れる存在だなあと実感しました。おしまい。



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「もうお兄ちゃんなのに」「お菓子買ってあげるから」と言う前に