この4月から、共働き生活がはじまるという夫婦の方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。お母さんの育休が終わって、保育園に預け始めると生活が激変します。ただでさえ大変な育児、家事に加えて仕事がドカンとのってくるわけですから、ストレスもたまるし、夫婦ゲンカも増えるでしょう、きっと。

今日はそんな激動の共働き生活前夜の夫婦の皆さんに向けに、共働き生活が始まる前にやっておいた方がいいんじゃないかと思うことについて書きます。

分担の考え方はみんな隠している

夫婦で仕事をしてる家庭で、家事・育児の分担方法については色々な考え方があります。もちろん正解はなく、その家庭で、みんなが気持ちよく過ごせる形を家族で見つけていくことになるわけです。

分担の考え方は、男性と女性で違うでしょうし、もっと言えば育ってきた環境や主義によっても違うので完全に人それぞれだと思うのですが、この考え方を相手にきちんと表明する機会ってあまりないですよね。

特に男性は、「男が外で稼ぎ、家のことは女性がやるべきだ」とか「空いている時間で女性は仕事をすればいいんだ」なんて前時代的なことはたとえ思っていても口にしにくい世の中になっています。わざわざ女性の神経を逆なでするようなことを、最愛のパートナーに言うのもおかしな話ですから、表面上は、「できるだけ協力するよ」となんとなく応援気味なスタンスを示したり、あまりこの話題に立ち入らない人の方が多いのではないでしょうか。

そして事が起きてからもめる

そんな感じで夫婦間で浅いレベルの認識合わせしかしていないと、後で有事のときにもめるわけですな。かつて交わされた浅いレベル会話をお互いが都合よく解釈した内容を後で持ち出すハメになります。

妻「あのとき協力してくれるっていったのに・・」
夫「できるだけっていっただろ!」

みたいな感じにね。別にいいんですよ、もめたってケンカしたって。そういうのを乗り越えていくのが夫婦であり、家族であるわけですから。でもなんか不毛だなーとも思うわけです。だったら最初からはっきり仕切っておけばいいじゃん、と。

だから最初にぶっちゃけよう

だから、最初のうちに建前ではなく、ぶっちゃけどう思ってるかを確認しておいた方がいいんじゃないかなと思うのです。そうすることでお互いの認識のズレが分かるし、お互いが理想と思ってる状態との距離も分かります。

「もし、子どもが1週間連続で休まなければけないときどうする?」
「もし、そのときどちらも絶対抜けられない、帰れない日だったらどうする?」
「もし、子どもが風邪ひいて、自分たちのどちらかも風邪ひいたらどうする?」
「休日と平日の家事育児の分担はどうやって分ける?」
「いまの仕事のやりがいは何か?」
「10年スパンでみたとき仕事でどうなってたい?」

何でもかまいません。お互いの育児・家事への対応方針や考え方を問われるようなケースについてお互いが回答を理由付きで出し合いましょう。テーマは、送り、向かえ、休み対応、平日/休日の家事・育児分担あたりに集約されると思います。ここでの目的は、お互いの育児・家事に対するスタンスや考え方をスミズミまで出し尽くすことです。

ぶっちゃけ方の注意点

各論で!
総論ではなく各論で考えましょう。繁忙期に3日連続で休まざるを得なくなったシーンや、月に○回呼び出しが来て会社を早退するシーンをリアルにイメージして考えましょう。なんとなく「行ける範囲」とか「可能な限り」とかあいまいな考えをしないことです。ここで想像した事はきっと、一度は起こりますから。

演技しない!
男性は、へんにカッコつけて思ってもいないことを言ってもしょうがないです。ホンネで、「男は仕事、女は家庭」と思っているならはっきり言ってしまいましょう。女性は、どうせ私が全部やらされるんでしょ、とかいうスタンスは捨てましょう。もし家事育児以上に仕事にも頑張りたい、という気持ちがあるなら、これもはっきり表明しましょう。

具体的にどう過ごしていくかはこの後の話。まずはお互いの考えをぶっちゃけることが大事だと思います。

否定しない!
相手の考え方をいきなり否定しないことです。たとえ相手の考えが、どれだけ自分の考えとズレていてもまずは受け入れましょう。「女性がそのケースで休まないのはおかしい」とか「いまどき、送りもやらないなんて父親としておかしい」とかいきなり言わない。たとえ自分の主張にどれだけ説得力や根拠があったとしても、夫婦の認識がすり合ってなければ、それはあなたたち夫婦が守るべきルールではない、ただの一意見です。

説得しない!
相手を説得しようとするのもやめましょう。お互いの考え方が違うという状態を受け入れてください。「自分が思ってたより夫が非協力的だった」なんてこともよく聞きますが、しょうがないですね、そういう人がパートナーだったということで、大事なのは二人で協力して考え方のギャップをどう埋めていく行動をとるかであって、相手を論破して「おまえの考え方はナンセンスだ!ふるい!ありえない!」とやりこめることではないですから・・。世の中に飛び交っている少子化などの類いの社会問題に対する論者の論調を持ち込まないようにしましょう。

あとは建設的に意見交換を

本音で相手の仕事・家事・育児への考え方やスタンスを理解できた後に、さきほど挙げたケースについて、自分が譲歩することと、相手へ要望することを出し合いましょう。お互いが譲れないケースもあるでしょう。たとえば、「子どもが一週間休むとき対応」とかね。そんなときはそのケースについての対応の結論は放っておきましょう。そういうケースは、ほんとに事が起こらないとお互いが真剣にどこまで自分が譲歩できるか考えられないテーマなんだと思います。

だから事が起こったときに考えましょう。時間が経つとどちらかの考え方も変わるかもしれませんし、そのケースが幸運にも起こらない可能性もあるわけですから、ここで夫婦で喧々諤々の議論をして結論を出す必要はないでしょ。話し合ってみたということが大切です。

さいごに

長々と書きましたがいかがでしたでしょうか。我が家でも復職前に、上記のような会話をよくしました。正直あんまり明るい話ではないし、「どうしよう・・」みたいなテーマなので重い空気になります。でもこういった会話を継続的に続けてきた事で、分担のルールをお互いが納得する形で作る事が出来たと思っていますし、2年経った今時点でそのルールはうまく機能しています。

これから復職、保育園、共働き生活を始めるみなさんの参考になればと幸いです。
というわけで今日はこの辺で。

 

 



スポンサーリンク


4月から共働きになる夫婦は、今のうちに家事育児の考え方をぶっちゃけておくべし