たまには仕事関係の話でも書いてみたいと思います。(もしかして初めてかも。)
今は新人と接する機会が結構あります。一応先輩として、様子を見たり話を聞いて思ったことをアドバイスとかすることもあるわけです。

自分がしたアドバイスが正しいのかどうかはさっぱり分かりませんが、どんな悩みに対してどんなことを言ったり思ったりしたのか、ということが記憶とともに流れてしまうのもなんだなー、ということで10個ほど語りかけるように書いていきたいと思います。

1.評価されている同期を見て焦る

半年も働けば何人もいる同期入社の中でも差がつくのは当たり前のこと。でもそれが君の実力ってわけではないよ、きっと。22歳で入社して65歳まで働くとしてもまだ43分の1しか経ってない。プロ野球だったら開幕3、4試合目、マラソンでいったらまだ1kmも走ってない状態じゃないか。1km地点での首位の人なんてレース終わったら誰も覚えてないよ。自分には自分のペースがあると信じて頑張れ。まだ焦るのは早すぎ!

2.すごい人を見て自分と比べて落ち込む

成果を残した有名な上司、先輩や起業して時流に乗る同世代、他にもいろいろとすごい人の本やネットの情報などがたくさん流れてくるね。特に就職活動のときなんかはそういう情報にすごくアンテナが立っているから、今でもその感覚が残ってるんじゃないかな。でも自分と比較して落ち込んでるんじゃつまらないよね。

ここで立ち止まって考えてほしいんだけど、本当にその人に対して、「スゴイ!こうなりたい!」と思っているのか、みんながそう言ってるからなんとなくそう思っているのかを見極めたほうがいいよ。

もし前者だったら迷うことはない。今の自分と尊敬する人との距離はこれ以上遠くはならないから、そこにたどりつくために小さな目標を立てて達成する、ということを繰り返し地道にやってけばいい。

これができないんだったら後者なんだと思う。だから「あーすごい人がいるんだな、俺とは違うけど」とでも思っておけばいいんじゃないかな。君のやりたいことは、そういうことじゃないかもしれないしね。これはこれで全然悪くないよ。

3.3年後が見えないといって悩んで足が止まる

言いたい気持ちはわかる。そして新人に限らず、見えている人はあまりいないと思うよ。みんな不安定や不確定を抱えながら頑張っているんだよ。それは社長も部長も課長も同じだと思うよ。

なので見えないながらも走ることを覚えようぜ、って感じかな。走り続ければ最初に抱いた不安が解消されるかもしれない、でもその次には新しい不安や不確定がやってくる。それの連続だと思う。先輩達が走り続けることができているのは、不安は一生つきまとうけど、不安の中身は変わっていくことを分かっているからじゃないかな。不安との付き合い方を知っているということだと思う。

だから足だけは止まらないように。止まっているといつまでも同じ不安に包まれたままになるからさ。

4.あれもこれもできるようになりたがる

どうも自分が担当している仕事以外への関心が散って、担当の仕事へ集中できてないね。早く色々できるようになりたい気持ちはわかるけど、それだとどっちつかずになっちゃうよ。

仕事は「任せられる人」にふってくる、A,B,Cのカテゴリの仕事を全部満遍なくレベル3の人と、Aだけレベル10で他はレベル1の人だと確実に後者のほうに、仕事はふってくる。任せられるとその仕事を乗り越えてまた成長する。

どれもバランスいいけど中途半端な人は、どれを任せてもサポートしなければいけないので任せにくいんだ。まずは目の前の仕事を100%自立してできるようになること。そうすれば新しい仕事がどんどんくるよ。

5.全体がわからないと言って悩む

任された仕事について、役割分担や関わる部署がはっきりしなくて、何が何だかわからん、いったい自分は全体の中でどんな位置づけのものを担当してるんだ!・・みたいなことあるよね。僕もよくそう思うことがある。こういうときは、いきなり全体を把握しにいこうとしても難しいんだよね。残念ながら「●●の全貌が30分で分かる」みたいな便利なものは誰も作ってないから。

こういうときは、分かるところから解明していくしかない。自分が分かる所から人や資料をたどってたどって、読んだり話を聞いたりを繰り返して自分で整理していく。それだけで大体のことはわかると思う。

これをやるには自分の担当範囲じゃない仕事にも首を突っ込むことになるけど、それができないと全体はわからない。

もし自分の担当範囲の仕事しかしたくないなら「全体を知る」ことはあきらめたほうがいいかもしれない。「全体を把握した上で納得して仕事したい」なら上記のことを邪魔にならないように続けていればいいと思う。

そして分かった暁には「●●の全貌が30分で分かる」みたいなまとめを作ればいい。きっと評価されるよ。

6.◯◯とは、みたいなことを考え出す

「営業とは?」「マーケティングとは?」「エンジニアとは?」「スタッフとは?」
これをいきなり考え始めるのはハードル高いね。寝るときにぼーっと考えるくらいならいいけど仕事中に考えるなら、もっと具体的に考えたほうがいいよ。

「どうしたら契約とれるか」「どうしたら新しいサービスがヒットするか」「どうしたらこのシステムが無事に稼働するか」とかそういう感じで。もっともっと具体的にしたほうがいいけどね。営業だったら「あと何回訪問したら取れるか」みたいにさ。

「●●とは?」みたいなことは経験がある先輩でも考え込むテーマなんだよ。具体的な経験を積み上げて初めて自分なりの「●●とは?」を考えて答えを出して、また経験を積み上げて、今度は前とは違う「●●とは?」が出てくる。

さすがに1年も経たない状態で考えても答えが出ないかもね。でもそういう視点で自分の仕事を振り返ることはとてもいいことだと思う。休日に1週間を振り返ってみるといいよ。成長が速くなから。

7.あせってガチャガチャ動く

オフィスを走っても、動かなくなったPCを何回クリックしても、ものすごい勢いで引き出しから物を取り出しても、あわてて後で読めないようなメモを大量にとっても、仕事のスピードは変わらなかったりするよ。

50kmの距離を、平均時速100kmで進む車と平均時速120kmで進む車の到着時間差でやっと5分。

その動作で1秒稼いでも仕事を終わらせるスピードは変わらないよ。
おちついておちついて。

8.会社に無駄に長くいる

はじめての仕事でうまくいかなくてなかなか進まないのかもしれないけど、その日やる仕事はどこまでなのかを決めて、終わったら会社を出たほうがいいよ。

膠着した思考を解きほぐすには外部からの刺激が必要だと思う。朝から10時間も同じ環境にいたら、もうその日は新しいアイディアも、解けない課題の解も見えてこないもんだよ。

やらなければいけない作業が明確なら仕方ないけど、そうでないなら会社を出てカフェに行くとか、飲みに行くとか、人と会うとか、仕事で使っていない脳みそを刺激してあげたほうがいいよ。

次の日の朝は、いいアイディアや答えが見つかるかもしれないよ。

9.同じことを2時間くらい考える

ながーく考えても人間が出せる答えって限られてくるんじゃないかな。もうだめだと思ったら、速めに考える以外のアプローチを考えてみるといい。データを見るとか、人に聞くとか、なんでもいいけど別のことをやったほうがいいよ。

いちいち聞くなとか、それは前に言っただろ、とか言われるかもしれないけど、「す、す、すみません」とかいって次は言われないように気をつければいいんじゃない。そうすれば、自分が考えていたことに新しい切り口が見えてきたりするものだからさ。

行き詰ったら行動を変えてみよう。

10.先輩の指摘を真剣に受け止めすぎる

色々言ってきたけど、他の人に聞いたらまた違うことを言われると思うんだよね。で僕が言うのもなんなんだけどあまり先輩達の言うことを真に受けすぎないこと。

真摯に聞くことは大事なんだけど、全面的にすべてを受け入れるのは苦しいかもしれない。なぜかというとみんな言うことが違うので、必ず自分の中で矛盾が生じて消化しきれなくなっちゃうから。

そこで、「Aさんはこういったのに、Bさんはこういった!おかしい」とか憤慨してもしょうがないんだ。だってAさんもBさんも君の仕事人生に責任をもってというより言いたいことを言っていることの方が多いから。

だから、自分の中で取り入れるものと捨てるものはちゃんと決めたほうがいい。

これから仕事をしていくのは他でもない君自身だから。

さいごに

書いてみて、「よう言うわ、これ」と我ながら思いました。

自戒せねば。書いて良かったです。



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