妻「ねえ、ちょっと聞いてよ」
夫「なんだよ。」
妻「今日保育園でね、・・(中略)・・のよ。」
夫「要は・・・だったんだろ、・・・すればいいじゃないか。」
妻「いや、そーいうことじゃなくてね、そういうときは普通・・するじゃない?・・ってちゃんと聞いてんの?」

なんてことが、多くの家庭でもあるという話はよく聞きます。答えは求めておらず話したいだけだった妻と、解決してさっさと終わらせようとする夫。男性女性の習性の違いのエピソードとしてよく聞く話です。

今日は夫の立場で、疲れているときに、このビミョーに相談なんだか、愚痴なんだか、解決して欲しいのか、聞いて欲しいのか、よくわからない「妻の話」というものがどうやったら円満に早く終わるか、を追求したいと思います。我ながら意欲的なテーマですな。


photo by tranchis

解決モードから共感モードへ切り替える

奥さんに話を切り出されたときからが勝負の始まりです。まずは、「解決モード」をOFFにすることです。職場では、「この問題を解決するには・・・」「結論は・・」とかやってると思いますが、そのモードで奥さんの話に対峙するとたいがいすれ違い、悪くすれば炎上します。
ほとんどのケースでは、「話を聞いてほしかった」だけのことが多いということを思い出し、「解決モード」から「共感モード」に切り替えましょう。

火は「水をかける」ではなく「周囲を覆って」消す

奥さんの「この話がしたい」という気持ちを火に例えるとします。消し方のコツは、水で一気に鎮火するのではなく、カポッと容器で周囲を覆って、中でさっさと燃え尽きてもらうことです。つまり、結論、解決方法などの水をぶっかけるのではなく、相手にきちんと対峙して、言いたいことを上手に引き出すことが大切だということです。

ちなみに火ですので、新聞を読んだり、テレビを見たりして放っておくと燃え広がり、「消そうかな」と思ったときには火の海になってますので要注意です。

それでは具体的にどうやって「火」を消すかに入って行きます。

まず相手に向き合う

まずは「火」の周囲を覆います。
最初に、きちんと奥さんに向き合い「俺は話を聞くんだぜ」という姿勢を見せます。「ながら聞き」はやめた方が無難でしょう。ここをきちんとやらないと、この後で何をやってもダメです。きちんと向かい合わないと奥さんは「こいつそもそも聞いてないな、ちっ」と思いながら話すことになります。そして話しているうちにだんだん機嫌が悪くなっていくことでしょう。余計な燃やすものを与えず、初めから奥さんの話に傾聴することが大事です。
「オレずーっと相づち打って聞いてるのに、アイツしまいには怒りだすんだよな・・」という人は容器に空気が入ってきていると思った方が良さそうです。

最初のターンは口をはさまない

火を容器で覆ったらあとは燃え尽きてもらいます。
まず、最初はなるべく口を挟まないようにしましょう。ちょっと分からないところがあっても一回最後まで聞きましょう。話すリズムを最初につかんでもらった方が後ろがスムーズになります。会話のボールがこっちに回ってきたところで、分からなかったことや疑問点を聞きます。最初から、話をブツブツさえぎられると話す方はリズムにのれずやはりイライラします。あと当たり前ですが詰問口調はNGです。ゴールは解決ではありません、のんびり聞きましょう。

この後はフリーの展開です。
いきなり共感をしはじめるとバカにされてるとか、適当に扱われている、と感じられることもあります。
以下に上げるものを色々試した後で共感してみてください。

自分の言葉で言いかえる

奥さんの話で、分かりにくいところがあれば、「それは・・ということ?」「そこで・・したんだ。」などのように、その部分だけを自分の言葉で言い直して伝えてみます。これをやることで奥さんに、あなたが奥さんの話を理解しようとしているということが伝わると思います。
ちなみに、話の全体を「要はこういうことでしょ」という感じで要約するのはNGです。それでは奥さんは自分の話が軽んじられたと感じてしまう可能性が高いです。全体要約は職場でやりましょう。

笑い、怒り、驚き、あきれポイントを見つける

話の中で、笑えたり、怒りを覚えたり、驚いたり、あきれたり、その他色々な感情を覚える部分があるはずです。そこを見つけてその感情を表現しましょう。「え、それムカツクね」「うわ、ひどいね」「へー、そんなことあるんだ。」という話は後ろが続きやすいし、共感度を深める重要なポイントです。やってみて奥さんの反応が、「うん、そこはまあいいんだけどね」と言われたら、ツボを外したと思って他のポイントを探してください。

疑問を投げかける

これも有効です。聞いた話の中の出来事や人の行為などに疑問を投げかけます。奥さんへ疑問を投げかけてもいいですが、問いつめられてる感じられるかもしれないので、第三者に対して疑問を投げかけるのが妥当です。「なんでその人はそんなことしたのかね?」「もし・・・なってたらどうするつもりだったんだろ?」という感じで、投げかけるといい感じで会話が続くかもしれません。

ソフトに持論を言う

終盤にさしかかったら持論を言うのもありです。「それは・・・だと思うよ」「そういうときは・・・するべきだよね」という感じで、話題にとどめを刺しに行きましょう。自分の意見が奥さんの意見とぶつかるようなケースの場合は、「まあ、俺だったら・・するな」という感じで、自分の場合はこうだけど、君の考えもありなんじゃない、的なトーンまでにとどめておきましょう。

おわりに

要は「急がば回れ」ということになりますね。

最後に注意事項です。
 ・「家庭」の中で、「社会人は結論から・・」とか訳の分からないこと言わないこと。
 ・「で、何が言いたいの?」とか言わないこと。仕事の借りを家庭で返さないこと。
 ・ケンカする気がないなら真っ向勝負しないこと。変化球で切り抜けること。
 ・途中で飽きて、傾聴姿勢を解かないこと。また燃え始めます。
 ・解決してもらいたくて聞いてきてるのに、上記のようなことをタラタラやってると逆効果なので話題をきちんと見極めること
 
というわけで、他にもいい方法があれば教えてください〜。



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「妻の話」を円満に早く終わらせる方法

コメント

  1. すっごく勉強になりました!

    >笑い、怒り、驚き、あきれポイントを見つける
    は意識したことがなかったので、特に気をつけようと思いました!

  2. 素晴らしいテーマですね。
    理論的には分かっているつもりですが、
    理論と実践は違いますね。

    もっと精進します。

  3. やっぱり一番の問題って、聞き手である男性に迷惑をかけていることを考えられない女性にあるんだろうね。

  4. 身につまされます。
    妻の繰り言を聞くのは、修行だと思ってます。

  5. >首藤さん
    ありがとうございます!
    参考になれば幸いです。

    >のさん
    実践には私も苦労してます・・ ^^;

    >Aaaさん
    コメントありがとうございます。
    迷惑とは思わないっす (キリッ

    >通りすがりさん
    「うちはダンナの方がようしゃべって困る」という女性の方が結構いたのが面白かったです。

  6. うちは男女逆です。
    ああ確かに!と感動しながら読みました。
    旦那が怒りモードにならないように、私も気をつけよう・・・

    研究成果に、ちょっと愛を感じました。

  7. 妻「ねえちょっときいてよ」
    夫「すまん、きちんとむきあってきく気力がない」

    が本音だろうと思うが。
    その理由すら開示せず、コミュニケーション取れない男ってどうなんだろうな。妻の話はツマらないのはよくわかる。だがその妻の話をこうしてほしいんだけど、をいえないのは、交渉能力が不足していると思う。

  8. ウチの妻もおんなじなんですごくよく分かる
    あれこれ言うと「真面目な返事はいらない、ただ共感すればいいのよ。そうだね~って言ってくれればいいのよ」とマジで言ってくる
    そんな妻が可愛くて仕方がありません。

  9. 相手に興味を持てばいい、それだけじゃないでしょうか。
    相手に興味がないから頭で「こうして対処しないと」とか「怒らせることなく早く終わらせるには…」とか考えなければいけなくなってしまうというか。
    外をどんなに取り繕おうと心の中で「どう切り抜けるか」みたいなこと考えてる時点で、それは会話になってないと思います。
    まあ、自分は結婚したことないんですが結婚とかするとそんな風な空虚なスキルが必要になってくるのかもしれませんね。

  10. 皆様の意見に納得するやら、感心するやら。あっち側の意見も、
    こっち側の意見も、たいへん参考になりました。

  11. >wakeさん
    「うちは男女逆です」というケースも良く聞きますよね。

    >てか、俺はどうしたいんだよさん
    ケースバイケースですね、コミュニケーションって。

    >とおさん
    ごちそうさまでした。

    >ようさん
    ここに書いてあることは相手に興味がないと出来ないことだなー、
    と読み返して思いましたw

    >なーるほどさん
    肯定派も否定派も論点が多種多様で面白かったです。

  12. とてもよかったです。

    女性にこそこの記事を読んで見つめ直して欲しい。

  13. […] 2011年9月19日 by papalabo | 0 comments 「項羽と劉邦」でいえば劉邦のノリで「いつかホテントリに載れたらいいな・・」と思いながら、素人なりに狙い気味に書いてみた前回エントリが恐ろしいことに900はてブをいただきもう思い残すことはない状態になりました。 今日から、いつも通り育児系小話ブログに戻りたいと思います。 […]