このムーブメントが始まってから、いつか出るだろう、いつ出るのか、と思ってたお願いがついに出ました。全国児童養護施設協議会から、全国のタイガーマスク(伊達直人)へのお礼とお願い。たまには旬な話題でも取り上げてみようと言うことで、昨年末から始まった全国のタイガーマスクの寄付と、今回、全国児童養護施設協議会から出たお礼とお願いについてです。

よく粘ったと思う

もっと早くこのお願いが出るかと思っていたのですが、よくこのタイミングまで言わずにいたなと思います。タイガーマスクの寄付の話題が広まって、後に続いた人たちが全国でちらほら出てきました。このくらいまでは、「おおいい話だね、良いことだね、続けたいね」という雰囲気だったと思うのですが、これが「全国でタイガーマスク続出、全県で出現」とかなった時点で、みんな口には出さないものの「そろそろ、ちょっと、・・・ねぇ」みたいな微妙な感じになってたはず。

だって、ぶっちゃけ養護施設の人からすれば、心温まる贈り物をもらって嬉しい気持ちはありつつも、ただでさえ忙しい中結構仕事が増えたと思うんですよね。

「うちの施設ランドセル足りてんな。」
「でも確か隣の施設は足りないって言ってたな。」
「どれちょっと電話して聞いてみるか」
「もしもし、カクカクシカジカで例のヤツがうちにも5個来まして」
「えーー、はいはい、3人だから3個だけ欲しい」
「じゃあ、3個送っときますね」
「え?いやいやそんなこと言っちゃ悪いですよ。ありがたい話じゃないですか〜」
「それじゃまた」

・・・とかいうやりとり(もしくは類する手間)が結構発生してるんじゃないでしょうか。
おそらく、協会の方々も、「もうそろそろ言っとかないと苦しくなるね」的な感じになり今回のお願いにいたったことと推測されます。

文面をみても、この動きに本当に感謝しつつも、そうはいっても、「必要な物を頂戴ね。あとぶっちゃけお金が一番嬉しいです。」という誰が考えても「そりゃそうだよね」という内容を丁寧に伝えていますよね。

一方で「こうなればいいな」と思うこと

寄付には詳しくないので的外れかもしれませんが、寄付のプロセスを二つに分けると以下の二つになると思います。

 出:心ある人がお金、物を提供する
 入:提供された物が、一番必要とされている施設(子ども)に届く

味気ない話ですが寄付の総量を増やすには、上記の「出」の部分を最大化して、なるべく減衰させずに「入」に持っていければ良いと考えました。

このタイガーマスク運動のニュースでよく語られているのは「日本は欧米と比べて寄付文化が・・」ということがあります。でも今回の運動で、日本人だって、「タイガーマスク」みたいな粋な演出で匿名で寄付、みたいな形だと、気持ちよく寄付できる人が結構いる、ということが分かりました。

つまり日本で、上記の「出」の量を増やすためのヒントが示されたんじゃないでしょうか。

そこに対して今回のお願いは、「出」を握っている人に対して「入」の方法を規定するものなので、残念ながら今後は「出」の総量は減る方向に向かっていくんじゃないかなと思います。

もし、全国の養護施設同士が有機的につながっていて、特に職員さんの手を煩わせなくても寄付品が最適な施設に届くようになっていれば今回のお願いも全然違ったものになるでしょう。それこそ

「タイガーマスクだろうが、ドラえもんだろうが、ムスカだろうが、聖闘士星矢だろうが、どんどんお願いします。寄付はお近くの養護施設まで。そうすれば必要な人に届くようになってますから。赤い羽募金では興が乗らない方はぜひキャラクター寄付で!」

って感じになったでしょうね。
まあ、そんな仕組みを整備するくらいなら、その分を寄付しろよ、という突っ込みも入りそうですが、寄付しやすいプラットフォームの条件には、文化、税制なども挙げられていますが、上記のような仕組みも必要かもな、と思った次第です。

さて、寄付について初めて語ったので、今度どこかで募金してこようっと。

※ ↓伊達直人さん、よろしければどうぞ。CMでよくやってるやつです。



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納得だが少し残念「タイガーマスクへのお礼とお願い」