ちょっと前にサイボウズ青野社長の育児休暇を評価する記事を書きました。今度は反対に残念な例。伊勢市長が10・11月に3日間育児休暇を取るというお話について。

うーん、かなり微妙だと感じました。
10/13のMSN参詣ニュースからの抜粋です。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101013/lcl1010131925009-n1.htm


三重県伊勢市の鈴木健一市長(34)は13日、記者会見し、8月末に生まれた長男の育児のため、10月19、26日と11月1日の平日の3日間に休暇を取得すると述べた。給料の日割り分の半分に当たる約4万5千円を児童虐待防止の募金活動に取り組む民間団体に寄付するという。
 鈴木市長は「子育てを体感した人が政治や行政の現場にもっと入れば、児童虐待防止策に取り組みやすい」と強調。「批判もあると思うが、私が主体的に育児にかかわり、伊勢市や日本の子育て環境を改善できれば」と話した。
 特別職の市長には育児休暇制度はなく、通常の休暇扱いになる。


気になるのが、休みの取り方の中途半端さ。公務の忙しさは当然分かりますが、そんなとびとびの平日で休みをとっても育児休暇というより、普通の有給休暇でしょ、と突っ込みたくなります。明らかに仕事中心に日程調整をした結果に産まれた休暇というだけで、それが育児のためのものとは到底思えません。

次に気になるのが、この市長の下にいる職員たちの受け止め方です。自分の組織のトップが、こんなヘンテコリンな休みの取り方をした挙げ句、それを育児のためとうたっている姿を見たときどう思うでしょうか。
「ああ、うちの組織は、仕事も大事にしつつも、育児にも力を注げるんだな〜・・・・」
とは思えないんじゃないかと感じます。どちらかといえば、
「育児休暇とりたくても、他に迷惑かけて連続休暇を取るのは無理なんだな。仕事のスケジュール中心に調整して空いたところで、周りに死ぬほど謝りつつ、なんとか休みをもらえれば御の字か〜」
と思っちゃうんじゃないでしょうか。(もちろん、実態は違うのかもしれませんが・・・)

これをやるくらいであれば、休暇を取らずに出来る範囲で、でも必ず毎晩家事をやって、その記録をブログで公開した方がよっぽど本気度を感じるし、メッセージ性もあるでしょう。

この記事で「批判もあると思うが・・・」という部分が何を指しているのかが気になります。まさか、こんな中途半端な『育児休暇』の取り方をしながらも、「育児のために休んだことに対する批判があるかもしれないが」・・・という意味で言っているのだとしたら、ちょっと根本から考え直した方が良さそうです。

要は組織のトップとして育児積極参加をうたうにしてはあまりに行動が中途半端。給料の日割り分を寄付しているあたりがその中途半端さに拍車をかけています。その気が本当にあるのであれば、もう少し大胆、かつ組織の長として考えられた行動をしてほしかった感じですね。



スポンサーリンク


中途半端さが残念 −伊勢市長がイクメン宣言 10・11月に3日間育児休暇